2014年 06月 04日
実務経験が必要です。 |
建設業界は今、人手不足。
去年の末から今年初めにかけては、急に増えた仕事量に対応できませんでした。
私共も、大工や技術者や技能職の確保には苦労しています。
建築や土木工事など形あるものを創りあげる仕事は、生涯の仕事として、やりがいのある仕事だと思うのですが。・・・・
10年ぐらい前でしょうか、小学生になりたい職業のアンケートをさせたら「大工さん」が1位だったということがありましたが、その小学生たちは、大工になったのだろうか。これから大工になろうとしているのだろうか。
もちろん、多くはないけど、この業界に入職してくる若者たちもいます。
新卒者はほとんどいませんが、Uターン者がほとんどです。それでいいのです。
我々中小・零細企業にとっては。何年かの社会経験をしたUターン者のほうが戦力になる場合が多いのです。
真面目な若者たちは、技術の習得も早く、将来を期待できます。
ただ、建築工事や土木工事、特に公共工事を行う場合、ちょっとネックになることがあります。
資格の取得です。
この業界は、公共性の高い仕事に携わる場合が多く、様々な専門資格を要求されます。
例えば、施工管理技士の資格がなければ、主任技術者となれませんから、責任ある仕事は任せられません。当然のことですが。
ただ、例えば高卒で指定学科以外の卒業者は4年半の実務経験を経た後、2級の受験資格が得られます。
まとまった工事になると 1級の資格が必要ですが、2級合格後さらに5年の実務経験が必要です。
そんなに長い実務経験が必要でしょうか。
バリバリ仕事ができる時期に、そんなに長い下積みを要求されたら、頭のいい若者たちには、愛想をつかされるかも。
2級の資格は登竜門的なところがありますから、勉強さえすればすぐにでも、資格取得させて、やりがいを持たせて、業界に引き止めるべきじゃないでしょうか。
ちなみに、宅地建物取引主任者、土地家屋調査士、司法書士などは一切の受験資格要件を要求していません。
by marakawa-k
| 2014-06-04 08:08
| 仕事のこと